Get Adobe Flash player

サイト内検索

鋭利器材専用(耐貫通性)廃棄容器

 

リスク

 院内の医療用廃棄物処理システムは、院内清掃業者を含む医療施設の職員全員における皮膚損傷のリスクに重大な影響を及ぼす。廃棄システムの安全性に影響を及ぼす重要な2 大因子は、1) 廃棄容器の設置場所と数、2) その耐刺通性である。
廃棄に関連した針刺し切創事例の多くは、作業する近くに適切な廃棄容器がないために発生している。つまり、廃棄容器がないため、1) 針にリキャップする、2) リキャップしていない針をトレイなどに入れて取り扱う、3) トレイから廃棄ボックスに捨てる、4) 投入口から器材がはみ出ていたなどの場面で、針刺し切創が発生する。
病棟でも外来でも日常的に大量の鋭利器材を扱っており、これら廃棄関連の針刺し・切創は「注意」では防げない。作業者が鋭利器材を使用後にすぐに捨てられる廃棄システムを構築することが重要である。
耐貫通性は廃棄容器の安全工学上重要である。ダンボール製などの廃棄容器は鋭利器材が突き抜ける可能性がある。廃棄容器の投入口も開放型バケツの形状は、受傷リスクが高い。
また、廃棄容器に注射器から針を取り外すなどの解体器がある場合、手順等が増え針刺しリスクを高めることも指摘されている。

対策

  • 鋭利器材の廃棄容器の設置場所を確認し、十分な数を用意する。必要に応じて、壁掛け式の鋭利器材専用廃棄容器を設置する。携行型廃棄容器などは、廃棄予定の器材の種類を考慮に入れてその大きさを検討する。
  • 病棟に廃棄容器を持参しやすいように、カートに廃棄容器設置場所を固定するなどの工夫をする。
  • 採血が頻回に行なわれる中央採血室等の高リスク作業場所は、作業者が作業・廃棄を行いやすいように、作業環境を整え廃棄容器を設置する。
  • 院内で鋭利器材が利用される個所を点検する。
  • 院内で廃棄物の取り扱いに関するルール作りと廃棄手順を確立し、分別処理方法について職員に周知する。
  • 廃棄容器はいっぱいになる前に交換する。火バザミ等を利用しての廃棄容器への鋭利器材の押し込みなどの作業は避ける。