Get Adobe Flash player

サイト内検索

真空採血器具関連

 

リスク

 リスク 採血は血液を吸い上げた中空針を使用するため、血液媒介病原体への伝播リスクが高い行為である。採血には様々な器具が用いられているが、日本で静脈採血時の針刺し原因器材は、翼状針(52.9%)、使い捨ての注射器の針(27.8%)、真空採血セットの針(13.0%) の3 種類である。
採血時の針刺しは、半数以上(60.3%) が病室で発生している。また病室外 (9.4% ) や中央採血処置室(12.0%)でも発生している。採血中や使用後の鋭利器材を病室外に持ち出して、廃棄ボックスへ捨てるまでの処理中過程で針刺しが多発する。廃棄ボックスに捨てる時(14.4%)、患者に使用中(29.4%)、リキャップ時(9.2%)の順で多い。とくに、リキャップ時の針刺し、使用後から廃棄するまでの間などで受傷リスクが高い。ゴム管・ゴム栓( 真空採血管等) への注入時には、針が狙いから外れて対側の手に刺さる、管に血液を注入しているときに血液が「吹き飛ぶ」、針を栓から抜くときに突然外れて、そのはずみで作業者に突き刺さる、などがありうる。したがって、採取血液の移し替えなど煩雑な作業手順を要する採血よりも、患者から真空採血管等へ直接血液を採取できるほうがはるかに安全性が高い。

対策

  • 採血後にはリキャップを禁止する。
  • ベッドサイドにおける採血時の針刺し対策を優先的に検討する。
  • 鋭利器材用の廃棄容器を採血場所に設置する。もしくは携行用廃棄容器を持参し、採血時には作業者の手の届く範囲に置く。廃棄容器が持参できない場合でも、必ず廃棄用のトレイを利用する。
  • 安全装置付きの真空採血器具を利用する。たとえば、真空採血セットのシールド付き、または蝶番キャップ付き注射針など安全装置付きの採血器材の利用、耐破損性のプラスチック製真空採血管/ スピッツの採用などである。
  • 従来の注射器を用いて真空採血管/ スピッツに血液を注入することは、危険を伴なうため避ける。移し替えの際は、採取血液をスピッツに注入する際に針を遮蔽する筒状の鞘のついた注射針付きシリンジの利用などを検討する。
  • 血液培養検査では培地接種前に針を交換すべきでない。直接真空採血できる血液培養セットを用いる。