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翼状針

 

リスク

 リスク 針刺し切創事例のうち、翼状針が原因で発生している針刺しは約11.4%を占める。とくに、針刺しを生じた翼状針の使用場面は、1) 静脈採血(69.7%)、2) 注射器を用いた経皮的注射(13.5%),3) 静注、持続点滴含む末梢血管確保(11.3% )% である。器材を患者に使用中(43.4%)、破棄ボックスに捨てる時(11.7%)、リキャップされていない翼状針の使用後から廃棄するまでの間(9.9%)に針刺しが多発する。翼状針のキャップは小さいことから、リキャップ時に特に針刺しをおこしやすい。また翼状針の種類によってはルートの部分に「くせ」がついているため、抜針後に翼状針が踊ってしまい、針の先で切創を生じている事例もある。これらを防ごうと、翼状針を点滴のボトルに刺したり、針処理用のスチロール等に刺して片付けている例もあるが、鋭利部分の処理が完全でないため、適切に処理されない翼状針の片付け時の針刺しが多発している。採血に利用する翼状針は血液を吸い上げているため、針刺し時の血液伝播量が多く、感染リスクが高くなる。翼状針による針刺しは、安全装置付き器材の利用で劇的にそのリスクを減ずることができる。

対策

  • リキャップ禁止を徹底し、使用後も翼状針を点滴のボトルに刺したり、使用後にラインをはさみで切ったりなどの行為は針刺しを生じやすいので禁止する。
  • ・採血や静脈注射には、できる限り抜針と一連の動作で針先がカバーされる針刺し防止装置つきの翼状針を使用する。
  • 安全装置付き翼状針には、引き込み型、シールド付き翼状針などがあるが、これらの装置を正しく取り扱われるように教育を行なう。
  • ゴム管への注入時など移し変え時の針刺しリスクを減らすため、採血時はできる限り患者から真空管等へ直接血液を採取できる真空採血手法を採用する。
  • 翼状針を取り扱う時には、翼をしっかりもって作業にあたる。
  • 作業をする際は、携行型廃棄容器または廃棄用のトレイを持参する。
  • 採血や血管確保時、抜針時には、あらかじめ固定テープ等を準備する。可能ならば患者様にも止血などの際に協力を得る。