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Ⅰ. 手袋の役割

 手袋は、医療現場で最も頻繁に使用される個人用防護具(Personal Protective Equipment: PPE)です。手袋は、医療従事者の手指を血液や体液など感染性物質による汚染から守り、また医療従事者の手指から患者へ微生物の伝播を防ぐ役割を果たします。
 手袋が医療従事者の針刺しによる血液由来病原体(HIV、HBV、HCV など)の伝播をどの程度防ぐことができるかは不明です。手袋は中空針や縫合針の外部表面にある血液量を46 ~ 86% 減少させることができますが1、中空針の場合、内筒に残った血液は手袋の影響を受けないため、伝播リスクにおける手袋の効果は不明です2。針刺しによって伝播する血液量に影響する因子は、針のサイズと針刺しの深度が影響することがわかっています1, 3